蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

明日は「入梅」

夕方ゴロゴロと雷鳴が響いたと思ったら結構な勢いで降り始めた突然の雨でしたが、ひとしきり降ってしまうと後はサッと上がる文字通りの「通り雨」でした。

関東地方が梅雨入りしてからもう1週間程にもなるのですからもっと梅雨らしくシトシトした小雨が降り続いても良いかと思うのですが、今までのところは「降る時は降る」といったハッキリした感じの日が多い様な気がします。

大きく見れば要は“短い大雨”であれ“長い小雨”であれ、梅雨の時期に相応しいだけの適正な量の降水があって、然る後にスムーズな足取りで夏へと移行して行ければ「是に勝る喜び無し」という事になると思うのですが、なかなかそう“絵に描いた”様には行かないのがお天気の難しいところ。

明日の10日で暦の上でも「入梅」という事にはなるのですが西日本では未だ梅雨入りしていない地域もあったりするせいか、各種気象情報等では何となく“不順な梅雨入り”を取り沙汰する感じの解説もチラホラ。

ただ他の季節と比べて殊更雲行きの判然としない空模様に、解説する予報士さんの経験値がここぞとばかりに発揮される風情もあって、TVやラジオの気象情報に最も“観応え・聴き応え”を感じる時期でもあるのです。