文月の朔日に
この時期特有とも言うべき“潤い感タップリ”な空気に包まれての、2010年「復路」のスタートとなりました。
ここ数日のほとんどバス・ルームにでもいる様なウェット感は、まるで帰宅途中に冷房・除湿の行き届いたトコロに立ち寄る理由を作ってくれているみたいです。
しかも今は夕方の時間がうんと長いので、文字通り寄り道するにはうってつけの日々。今日はノコノコと馴染みの中古盤店のフロアに入り込んでいました。
それでは・・・と早速廉価盤のギッシリ詰まったエサ箱に頭を突っ込んで、奥から手前へと順番に品揃えをチェック。しばしの間大判のLPジャケットと“仲良く格闘”です。
ややあって選び出したのは、ヴァント指揮ケルン放送交響楽団のブルックナー交響曲第2番と、フランソワのピアノによるショパンのポロネーズ集。
ラッキ~!と思いつつ勢いに乗ってロック系にも食指を伸ばし、カーリー・サイモン1978年のアルバム『男の子のように』 ( Carly Simon / "Boys in the Trees" ) もセレクトしておく事にしました。
そして今部屋の中には、最高のサイドメン達に支えられたカーリーの歌声。これはジャケット・内容ともに秀逸・・・傑作です。