蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

弥生の月

今日は雨がそぼ降る「春分の日」。色々な状況を考えると今進んで雨に濡れる必要も無かろうと、ほぼ終日を部屋の中で過ごしました。

仕方の無い事とはいえ、ここのところTV・ラジオ共にやや視聴し過ぎている気がしていたので、今日は思い切って一日本と音楽とPCだけを愉しむ事に。

淹れたて熱々の美味しいコーヒーを傍らに、読みかけた本のページに目を落とし、LPをターンテーブルに乗せ、CDをプレーヤーにセットし、始めて間もないプログラミングの手習いをする・・・。

窓から見える幹線道路を走る車が非常に少ないせいかこの3連休はとても静かで、何をするにも程よく集中して臨む事が出来ています。

そうそう。この3日間でもうひとつ気付いたのが、節電によって街全体の発する照度が下がっているせいなのか、月明かりが一際冴え冴えとして鮮やかに見えるという事。

折しも昨日がちょうど満月の夜、旧暦で言えば2月16日にあたる「十六夜(いざよい)の月」だったのです。

時折雲の陰に隠れながらもくっきりと輝いている大きな大きな満月の姿は、今地上に起こっている難事をひと時忘れてしまう程の美しさでした。

でもこんな困難な時だからこそ、出来るだけ顔を上げて空を見る。

・・・もしかすると、意外に大切な事かも知れません。