使い分けるパソコン術
今日の東京地方は久々のお湿り・・・というか、あまり長い時間ではありませんでしたが結構まとまった量の雨が降りました。
にわか雨というよりも、夕立というよりも、何となく「スコール」という単語が一番フィットしそうな激しい雨。
数時間経つとピタリと止んでその後何とも言えない蒸し暑さがやって来たのも、何処となく亜熱帯を思わせる風情だった気がします。
さてそんな中で本日読み終えた一冊は、たくきよしみつ氏2011年の著作『使い分けるパソコン術』(講談社ブルーバックス)でした。
あまりにも種類が増え、しかも個別の機能が多機能に過ぎるため、次第に選択の基準すら曖昧になって来つつあるデジタル・ツール。
本書では大きく、タブレット型PCとネットブック、スマートフォン、クラウド・サービス、SNSについて、“出来ることと出来ないこと”やそれぞれの“得手不得手”を改めて検証し、それらを上手に使いこなして行くためのアイデアを提案しています。
単なるネガティヴな批判の羅列に堕することなく、かと言って無意味な礼賛に終始するのでもなく、実に程の良い「消費者目線」が活かされているのは、先だって読み終えた『大人のための新オーディオ鑑賞術』(講談社ブルーバックス)同様でした。
便利な(便利過ぎる)道具やサービスにまんまと“使われる”のではなくあくまで能動的に“使う”こと、もう一歩進んでこれら道具やサービスの内容を知った上で“使わない”という選択肢も視野に入れること。
こんな「消費行動における基本原則」みたいな事についても改めて考えさせられる、なかなかの良書ではないかと思います。
使い分けるパソコン術―タブレット、スマートフォンからクラウドまで (ブルーバックス)
- 作者: たくきよしみつ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/21
- メディア: 新書
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