蒼風閑語

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文月の朔日

「文月の朔日」です。

今日この日を表すキーワードは、さしずめ以下の二つでしょうか。

 【はんげしょう】 半夏生

①(半夏が生えるころの意) 夏至から11日目に当たる日。新暦で、七月二日ごろで梅雨明けの時期に当たる。半夏。

ドクダミ科の多年草。水辺・湿地に生える。全体に一種の臭気がある。白い根茎がある。夏、多数の小花をつけ、上部にある二、三枚の葉の下半分が白色になる。片白草(かたしろぐさ)。

〔参考〕この名称は、半夏生のころ葉が白くなることからとも、葉の半分が白く化粧したようになることからともいう。

それではその「半夏」とはそもそも・・・?

 

【はんげ】 半夏

①「からすびしゃく」の漢名。

②「半夏生」の略。

つまり「半夏生」=「半夏」=「片白草」=「からすびしゃく」という事でしょうか。続いて2つ目のキーワードはこちら。

 

【うるう‐びょう】 閏秒

原子時計で平均太陽日をはかると、一年に約一秒の差が生じるので、これをなくすために設けられたもの。この時一分は六一秒になる。

〔参考〕一九七二年七月一日に初めて行われた。

(出典は全て学習研究社『国語大辞典 第二版』より)

半夏生」の語釈には“梅雨明けの時期”とありますが、東京地方は今日ようやく梅雨らしい空模様になりました。

偶然二つのトピックが重なって、ちょっぴりアカデミックなテイストでの文月のスタートです。