蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

匠の技

4日の日曜日に近所の修理屋さんへ預けておいた革靴が、今日無事に仕上がりました。

パラパラと雨が降り始めたところを5分ほど歩いてお店に出向くと、修理をして下さった親父さんがニコニコ顔で出迎えてくれました。

出来てますよ!と棚の中から取り出して頂いたと思ったら、早速靴をひっくり返しながら修理の首尾についてひとくさり。

ソールを一見しただけで靴全体のグレードが二つ三つ上がって見える位に、丁寧・丹念・懇切な仕上がりになっています。

いかがですか?と聞きたそうな表情の店主に向かって、こちらも負けじとニコニコ顔でありがとうございます!と返して、アトは少しばかりの革靴談義。

次のお客さんが入ってきたところで余談は打ち切りとなりましたが、自宅へ持ち帰って廊下と階段で試し履きをしてみると、何だか履き心地まで改善された様な気がして来るから不思議です。

そういえばあの親父さん、この街で修理屋を始める前は、オーダーメイドの靴を製造するお仕事をなさっていたのだと仰言(おっしゃ)られていましたっけ・・・。

鍛え抜かれた匠の技を前に、思わず居住まいを正して見惚れしてしまった「雨の休日」だったのでした。